10.15.2011
What is your choice?
人はなぜパートナーを求めるのでしょうか。なぜ家族をつくるのでしょう。種を残すことから始まったこの動物的行動は、なぜ理性の発達した人間が21世紀の現在でも当然のこととして行っているのでしょうか。
今では一生一緒に生きることを決めた二人は結婚をして、社会的に結ばれます。ほんの50年ほど前までは、個人ではなく、家と家とのつながりが重視されていたことは周知の事実です。ヨーロッパの中世社会でも結婚は親族関係の基盤をつくり、社会全体の基盤を築くものでした。結婚は社会的な契約で、花嫁の支配権が父から花婿へと移ることを意味しました。
幸せなことに、私たちが結婚する時は感情が重視されることがあたりまえとなりました。結婚に契約という縛りがなくなった今、感情を優先させることができます。結婚への道のりの途中、条件というハードルにぶつかることがあります。そんな時、あなたは何を選んで何を諦めるでしょうか。相手がどこに住んでいる人か、外見はどうか、長男かどうか、職業は何か。女性と男性とでも考える条件は全く違います。
一生を左右する選択ですから、冷静で理性的に考えることは当たり前で、非常に大切なことです。その結果、結婚にはたどり着けそうにないと思っても、その人と一緒に生きていくことが難しい状況でも、相手が一緒に生きていくことを真剣に考えて、歩幅を合わせてその努力をしてくれる人であったらどうでしょう。そんなに恵まれたことがあるでしょうか。長い人生です。長い人生、楽しいばかりではない人生です。誰となら手を取り合って生きられるか。パートナーの良い影響でがらりと人間が変わった人を私は知っています。理屈ではない力があるのですね。もちろん相手にばかり歩幅をあわせるよう、求めるだけではいけません。お互いにというのが大事です。
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