11.24.2011

こゝろ?

この頃は何となく浮世が嫌になり。どう考えても考え直してもいやでいやで立ちきれず。(夏目漱石)

二十四にしてかろうじて職はあり。対して合うているとも思はず、闘争心なきの上、往々にして大雑把である。苛立つことよりも、悲しむことが多く、なかなかの弱虫にて、働くこと自体不向きと、吾ながら気付き苦笑し候。時にわけもわからず甚だ淋しく思ふこともある。更には、どうしても時計の針で遊んでしまい、なかなかこちらに戻れぬことも多い。このようなことをこれに呑気に書くのは恥ずかしい心持ちがしたが、知ってほしいとも思い候。

11.03.2011

冬のデートプラン



親愛なる冬好きの皆さん。お待たせいたしました。冬がやって来ます。

特に私は秋から冬になる時期が一番好きです。冷たい風がふく瞬間、思わずドキッとしてしまうあの感じが好きなんです。
一人でひっそりとコーヒーを飲みながら本を読み、冬が来ることを確信するという毎年の自分の中でのお決まりの行動が気に入っています。そして毎年思うことは同じです。

今日は冬にオススメのデートプランを紹介します。

冬といえば、クリスマスマーケットです。今年の冬は、パートナーとドイツに行くことをオススメします。私が一番行ってみたいクリスマスイベントは、ドイツの田舎町、Guteneckで催されます。詳細についてですが、マイナー過ぎて情報が全くありません。ヨーロッパのクリスマスマーケットはどこを訪れてもはずれがないくらい、期待を上回るものですが、Guteneck が他と違うのは、会場です。普通は街の中心の市庁舎がある広場でしょうが、この街のイベントは中世の古城の中で行われるというところです。

冷たく澄んだ空気、パリパリになった顔だけ出して、あったかいコートに厚手のマフラーをぐるぐる巻き。横にはあったかいパートナーです。古城に向かうまで、外は寒いので手を繋いでのんびり歩きましょう。真っ暗な中にオレンジ色のまあるい灯りが見えてきました。
そして中に入ると、賑やかな食事と飲み物がならび、どこからか、クリスマスらしい音楽な聞こえてきます。
そこはもう、『今って西暦何年だっけ?何年でもいいか。』とか思わせる古城の中です。
充分に楽しんだ後は、キッチン付きのホテルに帰って飲みなおすのもいいかもしれません。

親愛なる冬好きの皆さん、いかがでしょうか。彼と出かけてみてはどうでしょう。私の夢であり、秘密のデートプランですが、今年は皆さんに託すとしましょう。

特に今、素敵な彼とフランスに住んでいるあなたにはピッタリのプランだと言えるはず。